先日、ガレージで若いスタッフの作業を見ていて、ふと思ったことがある。
「できる」と「知っている」は、まったく違う。
これは施工の技術に限った話じゃない。仕事全般、いや人生全般に言えることだと思う。
知識があっても、実力がなければ意味がない

フィルムの貼り方も、施工の理屈も、動画やSNSで調べればいくらでも情報が出てくる時代だ。やり方を「知っている」人は、正直たくさんいる。
でも、どれだけ知識があっても、実力が無ければ誰からも必要とされない。
知っていることと、実際に自分の手でできることの間には、想像以上に深い溝がある。その溝を埋める作業こそが、仕事だと思っている。
うまくいかない事を、うまくいくようにするんだから。
1日でできるようになるものもあれば、1000日かかるものもある。時間の差はあれど、共通しているのは「苦しい」ということだ。
仕事は基本的に苦行。だからお金がもらえる
仕事は基本的に苦行だと思っている。苦しいからこそ、対価としてお金がもらえる。
逆に言えば、できるようになってしまえば、日々の作業は単調なものに変わっていく。最初の苦しさを乗り越えた先にあるのは、達成感というより「慣れ」だ。
だからこそ、自分で未来の目標を設定して、それに向かうための今日だと位置付けることができないと、最終的に嫌になる。目標がなければ、単調な繰り返しはただの退屈にしかならない。
退屈も、責任も、自分次第

日々が退屈で、下向きで、面白くないと感じるなら、それは環境のせいでも誰かのせいでもなく、自分自身の責任だと思う。
仕事とか責任とか、めんどくさい言葉ばかりと向き合わないといけないのが、歳を取るということかもしれない。
それでも、うちの店に来てくれたお客さんの車を見て「ここまでやってくれるんですね」と言ってもらえた瞬間、あの苦しかった1000日は無駄じゃなかったと思える。
今だけ良ければいい仕事はしない。それがEnergyの変わらないスタンスだ。今日という日を、明日の「できる」に変えていく。その積み重ねを、これからも大切にしていきたい。
